みねかわです。あるいはぬけがらです。
劇団木霊の69期であり、本公演『職業的天使の祈り』の主宰・脚本・演出をしており、村上春樹と星野源が好きです。
普段は小説を読んだり書いたりしています。今回は企画を立て、脚本を書き、演出をしました。
演出はどこか読解に似ています。
【読解】
ある特定のテクストに対し、
そのテクスト内で矛盾がないよう、
自由奔放に解釈すること。
言葉は、ページから出られません。
(蝶の標本のように)
ヒトは、身体の外へ出られません
(窮屈なものですね)
我々の身体は窮屈なので、(あるいは広くても同じかもしれませんが)たくさんの相反する物事が渋々共存しています。そして、時折その相反する共存体はぶつかり合い、それが葛藤となります。
これは体内で起こることばかりではありません。ヒト同士でも起こります。私はぶつかり血を流す。葛藤し、涙を流す。痛みに向き合い、息絶える。
▶息絶える!
▶そして!
いつか蘇るための、演劇。
それが私の目指すところの演劇です。
(ははん、格好いいこと言っちゃって)
『職業的天使の祈り』の音照通しをみた同期がふと、「これはみねかわの祈りだね」と言いました。でも多分、私の祈りだけではありません。
役者が、演出補佐が、音響照明が、劇団員が、寄ってたかって脚本と自分を解体しました。
解体したものを“葛藤”と“痛み”と“祈り”に選り分けました。
はじめ、葛藤の箱と、痛みの箱は、すぐに満杯になりました。祈りは底が見えるほどでした。
諦めかけた時、徐々に祈りが光と振動をまとって重さを増していきました。
それでも、祈りの箱はまだ底が見えたままです。なんせ祈りは透明ですから。
ぜひ、祈りの箱の底を覗きに来てください。
劇団木霊2022年本公演
『職業的天使の祈り』
作・演出 | 峯川遼子
日時 | 5月26日(木)~29日(日)
5月26日 17:00-
5月27日 17:00-
5月28日 12:00-/17:00-
5月29日 12:00-/17:00-
予約 |
(峯川遼子扱い)
※新型コロナウィルス感染症対策として、ご予約時に緊急連絡先のご入力をお願いします。
※上記の理由からご予約はおひとり様ずつ受け付けています。
料金 |
無料(フリーカンパ制)
公演形態 |
有観客公演@早稲田大学大隈講堂裏劇団木霊アトリエ
記録映像公開 |
5月30日(月)~6月30日(木)
※記録映像の視聴へのご予約は不要です。
※公開される映像は記録用となります。そのため劇場と見え方が大きく異なる場合がございます。
ぜひ有観客公演にご予約ください。
役者 |
大石水月 きよすけ 橘美海 富樫萌々香 春名高歩 幸
スタッフ |
演出補佐 | 鏡原すず 北川はる [劇団森] 髙橋幸寛 藤枝拓磨 ホシダマサオミ
舞台監督 | 立山亜佑
舞台監督補佐 | スミタシオン 藤枝拓磨
舞台美術 | 薄田千夏
舞台美術補佐 | 臣
音響 | 近藤侑羽
音響補佐 | 公©
音響操作 | 近藤侑羽
照明 | 麗乃
照明補佐 | 中村仁 [しらすの夕立ち] 臣
照明吊り込み | こう良 由利綾
照明操作 | 木下みのり
配信 | 峯川遼子
衣装 | 星りこ
衣装補佐 | コウシロウオヤマ [劇団森]
制作 | 樹田ひなた
制作補佐 | 園部綾香 にいづま久実
宣伝美術 | 園部綾香
宣伝美術補佐 | 大石水月 亀川ふみか
Web | 鏡原すず
Web 補佐 | 園部綾香
撮影 | 笠羽流雨 [倒藝家] 髙橋幸寛
0コメント