どうも!こんばんは。
劇団木霊64期、4年代の森本あおです。『グレート・ギャツビー』では、ジョーダン・ベイカーという女性の役を演じます。
最終稽古が終わり、帰りの電車の中で筆をとっています。何か書かなくてはならないことを随分と前からわかっていたはずなのに、いっこうに思い浮かばず、数分前まで胸がざわざわとしていました。
彼について、ほんのすこしだけ書くことにします。(写真は彼ではなく、役者のミノニシ君です。)
彼、というのは、この文章においては演出家であり脚本家である高嶋友行君のことを指します。彼は65期なので、わたしからみるとひとつ下の後輩で、わたしはひとつ上の先輩という関係性です。ただ、その言葉だけでは少し物足りないような気もするので、それがどういう関係であるのかという議論を私たちはごくたまにするのです。まあ、そんなことはきっとどうでもいいでしょうから、話を先に進めます。
彼は今日も不思議な服を着て稽古場に登場しました。いつもは赤い自転車で颯爽と現れるのですが、今日は電車に乗ってきたそうで、帰り道が同じになりました。(私達のほとんどは電車をつかっているので、彼がそこにいるのは珍しいことなのです。)
帰路に空を見上げて切なそうに「今日は満月かな」なんて呟くので、私達はそんな彼をみて最後の稽古が終わった余韻に少しだけ浸りました。彼の背中からただよう哀愁が、私にだけ見えるものなのか、そうではないのか、それはよくわからないのですが、とても不思議な魅力だと思っています。
彼のように、彼女や友人に自ら書いた詩を贈る男の子を他に知りませんし、それがまったく嫌味ではないのだから、彼の生きる世界を見てみたいなあとも思います。
そんな彼のつくる「演劇」がどのようなものになるのか、きっと劇団員の大勢が期待し、そして集結し、企画が動き出し始めました。企画書を初めて読んだ時からずっと、ドキドキわくわくしています。
沢山の時間をかけてここまできました。稽古が始まった時はまだ平成で、令和の気配を感じることもあまりなく、寒いアトリエで筋トレをしながら100年前のアメリカに思いを馳せていました。あっという間のような気もします。2019年、5月、わたしたちが今東京の片隅で演劇をしているこの現象とその感覚を、出来るだけ多くの方と共有できたなら、この試みは成功なんじゃあないのかな。例えば、最近稽古場では食パンが流行っています。いろんな人が食パンをくわえています。そういうこととかね!
私はというものの、4年生にもなって、大学に入学して以来1番大学生らしい生活を送っています。授業がとっても楽しいですし、大学にいけばいくだけ稽古も刺激的になります。
ところで、おかげさまでお席が残り少なくなってきているそうです。ありがとうございます。まだ予約ができるステージもございます!!私の予約フォームをそっとはりつけて、筆を置きますね。
会場にてお待ちしています。
30分前のご来場が個人的におすすめ!!
森本あお
劇団木霊2019年本公演
『グレート・ギャツビー』
主宰|マツモトタクロウ
潤色・演出|高嶋友行
原作|
F. Scott Fitzgerald
『The Great Gatsby』
5月24日(金) 19:00〜
5月25日(土) 14:00〜/19:00〜
5月26日(日) 14:00〜/19:00〜
5月27日(月) 19:00〜
【出演】
箕⻄祥樹
原田かづね
渡辺大成 ⻄村智翔
森本あお 岸香保里
高嶋友行
【スタッフ】
演出助手|内山泰輝 瀬川花乃子 宮崎樹里愛
舞台監督|内藤響子
舞台監督補佐|木村のばら
照明|柴田大河
照明操作|内山泰輝
照明補佐|福島未悠
音響|宮崎樹里愛
音響操作|瀬川花乃子
音響補佐|髙久瑛理子
映像|濱瑞希
舞台美術|廣瀬楽人
舞台美術補佐|重村眞輝 田中香穂 内藤響子 南谷風太
衣装|水無月光梨
衣装補佐|襟花 木下茉莉 田中香穂
制作|マツモトタクロウ
制作補佐|重村眞輝 丸山怜音
宣伝美術|渡辺大成
宣伝美術補佐|⻲川ふみか 本田百音
WEB|森本あお
【料金】
入場無料(フリーカンパ制)
【会場】劇団木霊アトリエ(早稲田大学大隈記念講堂裏)
(1)JR山手線高田馬場駅より都営バス早大正門行き 終点 「早大正門」下車すぐ
(2)地下鉄東西線早稲田駅より徒歩8分
(3)都電荒川線早稲田駅より徒歩10分
詳しいアクセスはコチラ
http://blog.gekidankodama.com/?eid=1428168
【公演情報】
webサイト|http://gekidankodama.com/
【お問い合わせ】
mail|kodama201905@gmail.com
【ご予約】(森本予約)
URL:http://ticket.corich.jp/apply/98485/019/
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