スタッフブログ第五弾!
本日は、音響というスタッフセクションを「グレート・ギャツビー」で音響を担当している宮崎樹里愛がご紹介します。
よろしくお願いします!
突然ですが......
Apple Musicでいろいろなプレイリストを漁ったり作ったりするのが最近の趣味です。Apple Musicは曲探しをするときにも大活躍してくれます。
ちなみに再生中の曲「Me and Michael」とありますが、私の父の名前はマイケルと言います。本当です。彼の趣味はDJをすることです。本当です。
なぜここで突然父のことを紹介したか、こちらは特に理由はないです。
ではなぜここでDJのことを書いたか、こちらは「グレート・ギャツビー」の開演30分前に来ていただけると分かると思います😳🙌🏻
では、ようやく本題に入ります。
劇づくりにおける音響のお仕事をざっと書き出してみると......
①稽古期間開始前
役者CD、舞台班CD作成
・・・稽古時間や作業時間にかけるCD
②稽古期間中
演出家さんとの打ち合わせ、音探し、音決め、音編集
③本番週
機材準備、音編集、音響操作の確認・練習
場当たり、リハーサル、本番
となります。
ここから①〜③について詳しく書いていきます。
まず①稽古期間開始前について
稽古期間や舞台作業の際にアトリエでかける曲を役者さんや舞台班のみなさんから募集してCDにします。CDを作るかどうかはその時の演出家さん次第で、今回の「グレート・ギャツビー」では役者CDは作りませんでした。稽古場では演出家のともさんが、みんながノリノリになれる曲を流してくださっています。
また最近だとCDを作らず、Apple Musicで作ったプレイリストを共有するという方法をとる場合もあります。
こちらは今回の舞台班プレイリスト。曲を募集するとき、みなさんの音楽の好みを知れて楽しいです。
つぎに②稽古期間中について
演出家さんと劇で使用する曲や効果音について打ち合わせをします。
この打ち合わせや音探し・音編集の手順も、公演によりきりです。
例えば「グレート・ギャツビー」で使用する曲は、全て演出家さんが指定したものとなる予定です。音編集もたいせいさん(宣伝美術・演出補佐・映像・役者をやりながら)(⁇?)(すごすぎる)してくださっているので、音響としてはいただいた完成音源をパソコンに取り込んで流すだけという...こういったケースもあります。
私は音響として劇づくりに携わった経験がまだ浅いですが、その中でも今回はレアなケースかなと思います。
多くの公演では、演出家さんに音のイメージを聞きそのイメージに合った曲や効果音を探します。曲を探すときは、これまたApple MusicだったりYoutubeで、効果音を探すときはそれらに加えて効果音専門サイトなどを使っています。探した音源を演出家さんに提案して、うぅ〜ん...となれば、よしとなるまで探し続けます。よしとなれば次は編集作業です。この際基本的にパソコンに無料で入れられるソフトを使います。編集作業はなんだか技術が必要な感じがしたりしなかったりしますが、おそらく必要なのは慣れなので、パソコン作業苦手だ〜という方でも大丈夫です!
最後に③本番週について
劇団木霊では、公演本番のある週を本番週と呼んでいます。この週は舞台監督さんが作ってくれる分刻みのタイムスケジュールに沿って役者・スタッフともに動いていきます。
まず、本番週を迎えるにあたって音響機材を準備します。これを仕込みと呼んで、スピーカーを吊るしたりアンプとミキサーを繋いだりします。
スピーカーを吊るす?
イメージがつきやすいのがこの写真でしょうか。
あかまるで囲ってあるのが、ラムザという大きなスピーカーです。
またミキサーとはこの機材のことで、音を混ぜるという機能をもっています。
写真下の方に見える、たて長の形をしたつまみを上げ下げして音量を調節します。
ちなみに「グレート・ギャツビー」の仕込みはちょうど今日明日で行っています。アトリエが稽古場から舞台に変わるこの期間、とてもワクワクします。
これから本番までの数日、シーンを細かく分けながら主に音響・照明を調整する場当たりや、本番同然のリハーサル・ゲネプロを行っていきます。いよいよですね!
・・・音響の主なお仕事紹介でした。
つぎに音響セクションにある役職について、簡単にご紹介します。
①音響プランナー
セクションの統括。劇団木霊では、音響トップという呼び方をすることが多いです。
上記の役者・舞台班CDの作成や、演出家さんとの打ち合わせなどを行います。また毎公演、音響セクションには人数は公演によりますが、複数名いるのでその方たちに仕事を割り振るのも音響プランナーの役割の一つです。
②音響オペレーター
音響操作。公演で実際に音を流す人のこと。オペと呼んでいます。
先日の照明スタッフブログで、大河さんも書かれていましたがオペは本当に緊張します...オペのミスで、役者さんを戸惑わせてしまったり劇の流れを崩してしまったり...怖いです。
ですが、やりがいも大きいのではないかなと思っています。それは例えば音と役者さんの動きがばっちり合ったという瞬間や、劇と音とが一緒に進んでいくという感覚をつかんだときに感じたりします。
こちらは昨年12月「一方通行住人物語」でオペをしたときに撮ったものです。オペ卓から舞台はこう見えているよ〜というおまけ程度の写真です。
③音響補佐
公演毎およそ二名。音探し、音編集、機材設置(仕込み)などをします。
先日も仕込み作業をしてくださって本当に助かりました。。
📶
なんとなく音響が何をやっているセクションなのか見えてきたでしょうか... どの劇団に入ろうか迷っている方や、どのセクションにしようか迷っている方などにとって、この記事が少しでも参考になったならば幸いです。
最後に、劇団木霊ではスタッフさんが入るセクションを固定していません。公演がある度にやってみたいスタッフワークを柔軟に考えることができます。例えば今回の公演は音響オペで、次は照明オペ!であったり、今回は音響プランナーで、次は舞台監督や宣伝美術に関わる!などなど...!
ですので、よろしければ他セクションのスタッフブログものぞいてみてください✨
ではこのあたりで音響スタッフブログを終えたいと思います。
お読みいただきありがとうございました!
みやざき じゅりあ
劇団木霊2019年本公演
『グレート・ギャツビー』
主宰|マツモトタクロウ
潤色・演出|高嶋友行
原作|
F. Scott Fitzgerald
『The Great Gatsby』
5月24日(金) 19:00〜
5月25日(土) 14:00〜/19:00〜
5月26日(日) 14:00〜/19:00〜
5月27日(月) 19:00〜
【出演】
箕⻄祥樹
原田かづね
渡辺大成 ⻄村智翔
森本あお 岸香保里
高嶋友行
【スタッフ】
演出助手|内山泰輝 瀬川花乃子 宮崎樹里愛
舞台監督|内藤響子
舞台監督補佐|木村のばら
照明|柴田大河
照明操作|内山泰輝
照明補佐|福島未悠
音響|宮崎樹里愛
音響操作|瀬川花乃子
音響補佐|髙久瑛理子
映像|濱瑞希
舞台美術|廣瀬楽人
舞台美術補佐|重村眞輝 田中香穂 内藤響子 南谷風太
衣装|水無月光梨
衣装補佐|襟花 木下茉莉 田中香穂
制作|マツモトタクロウ
制作補佐|重村眞輝 丸山怜音
宣伝美術|渡辺大成
宣伝美術補佐|⻲川ふみか 本田百音
WEB|森本あお
【料金】
入場無料(フリーカンパ制)
【会場】劇団木霊アトリエ(早稲田大学大隈記念講堂裏)
(1)JR山手線高田馬場駅より都営バス早大正門行き 終点 「早大正門」下車すぐ
(2)地下鉄東西線早稲田駅より徒歩8分
(3)都電荒川線早稲田駅より徒歩10分
詳しいアクセスはコチラ
http://blog.gekidankodama.com/?eid=1428168
【公演情報】
webサイト|gekidankodama.com
【ご予約】(宮崎予約)
URL:
ぜひぜひ開演30分前に、お席の方までいらしてください🔊✨
お待ちしております!
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