寄る辺のない/高嶋友行

皆さん今日もお疲れ様です、はじめまして、『違う星』に出演します、高嶋友行です。

ひどく個人的な話をすると、私はいま大学二年生で、そこでは文芸作品の批評をしたり、自己とか、性とか、愛とか、美しさとは、とか、比較的抽象度の高いもの、ざっくばらんにいうと形而上的なものについて深く考えたり、実践したりする勉強をしています。

そうして、日々優れたお芝居や映画や小説に触れながら、自分の中で白昼夢のように思想(あまり害のないもの)をこねくりまわしたり、つまらない授業中にはガールフレンドに向けたロマンチックな詩をしたためたりしているわけです。

この暮らしぶりはもはや高等遊民、といってもいいかもしれないですね。

ですから(というか)、大人たちにはよく不本意な心配をされてしまいます。社会に出ていけるのか、とか、そんな勉強をしていて就職はあるのか、とか、太古より言い尽くされてきた文句によって。

高等遊民としていわせていただくのなら、勉強こそ人生における最良の道楽である、という思想に至った時点でその人は勝ちなのではないかと思います。そして、演劇を嗜んでいる人々の中にはこのような思潮があると私は感じています。

『違う星』もだいたいそんな哲学に基づいて創られています(おそらく)。

この稽古場では、みんなが主役です。あらゆる視点、あらゆる批評に耐えうる芸術作品を、戦略的かつ、大胆な試みによってみんながストイックに突き詰めています。
(写真はストイックに西村くんの肩甲骨を追い求める渡辺くん)
最後に自分の予約ページを貼り付けてお別れします。戦略的かつ大胆な宣伝!Au revoir!

劇団木霊

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